水彩講座

此処では、専門的な知識・道具等をなるべく使わない私流「水彩講座」を紹介していきます



●用意するもの●
(画用紙やスケッチブック、ボード等が望ましい。
   でもコピー用紙やその他の紙でも出来ることは出来ます)
水彩絵の具(何でも構いません。学校で昔使ったやつとかでもOK。
         ちなみに私はぺんてるのエフという一般的で安いセットを使用)
(太・細の両方があると良い。細だけでも普通に塗れますが面倒くさいです。
   私は絵手紙用とかの水をボトルに入れて使うやつがかなり気に入って使ってます。)
鉛筆orシャープペン(線画とか下書きとか色々使います。私はシャープで0.5、HB。)
筆洗い用のコップなど(普通の筆を使用の人は必須)
●あると良いもの●
・ティッシュ(筆の水気を拭いたり絵の具を薄くしたり、あると便利)
・いらない紙(絵の具の発色を確かめたりするときに便利)
・色鉛筆(細かい修正など、これで誤魔化しましょう)
・Photoshopなどの画像をいじれるソフト(どうしてもスキャンすると薄くなってしまいます)
・絵に関連した資料など(あった方が確実に安心です。)


1.下絵を描く
下絵 はい。今回はいつぞやの「世界ふしぎ発見」で見たような気がする遺跡もどきっぽい建物を背景に、以前描いた「煙る街」のマント少年を描こうかと思います。
本当は紙も水貼り(水張り?)とかしたほうが良いんでしょうが、面倒臭いので私はやりません。え?紙がふやける?そんなのスキャナで押さえ込めばチョチョイのチョイですよ!(黙れ)
ふやけたら私の場合、厚ーーーい本や辞書で重しをかけます。これだけでも結構いけますよ。
ちなみにザカザカやっている間に←こんな感じの下絵になりました。
これでもたどり着くまで膨大な時間と資料とキシリッシュを消費しました。
ペン入れについてですが、これはしてもしなくても本人次第だと思います。
私は鉛筆の筆跡とか柔らかさとかが好きなのでペン入れはしません。
というより、ただ単にペン入れが失敗すると嫌なのでしないだけですが。
なので私の場合、ペン入れというよりも下描きの余分な線を消すぐらいの作業です。
ペン入れをする際は、水ににじまないもの(油性ペンや色鉛筆
←オススメなど)を選ぶことをオススメします。そうしないと肌塗りの時とかに涙でマスカラが落ちた人よりも凄いことになってしまいますからね!

2.肌を塗る
肌

肌
さて、いよいよ本題の色塗りです。私の場合人物から塗っていく人なので、「アタイは背景から塗るんだよこのボケがァァ!」という方がいたらすっ飛ばして頂いてもちろんOKです。
まずは肌。水彩の良いところは、色を重ねると深い色が出るところです。多いに活用しましょう。そして私はいつも影になるところから塗っていきます。
色は普通の肌色にちょっとだけ(かなりの少量)赤を混ぜたものや絵の具そのままの色を普通に使います。というか基本的には普通の色だけでもやっていけます。
では実際に塗ってみましょう。まず、眉毛の下。鼻の下、口の下、あごの下、首、髪の毛のかかるところ等、影になるところを光源を意識しながら色をザカザカのっけていきます。(上図)ちなみに今回の光源は真上から左上にかけてのあたり。
ていうか上のイラストが汚い!スキャナのトラブルでしたがもう大丈夫です。気にせず続けましょう。
影を塗ったら、乾かないうちに影との境界線をぼかしながら通常の肌の色を塗ります。
影が乾いてしまうと境界線が目立ち、アニメ塗り的なものになってしまいます。
建物とかはコレでオッケなんですが、肌って本来柔らかい物じゃないですか。なのでなめらかな感じを出すためぼかし法でやってます。あ、アニメ塗りが好きな方はそれでも良いと思いますよ!好みの問題なので。
影については何回も重ねて塗ると良いです。深みが出るので。影を重ねるときもぼかすのを忘れずに。手足も同様に塗りましょう。
はみだした?多少線画からはみ出しても平気です。私はいつものことです。どうしても気になるときや明らかに失敗の時は、その箇所を筆などを使い水でしめらせてからティッシュでおさえます。
たいていこれでなんとかなります。ただ、乾いてしまうと効果は期待できないので間違えたらすぐにやるか、諦めるか、うまく誤魔化しましょう。もしくは神に祈りましょう。

3.髪を塗る
髪
髪
次は髪です。実は髪の毛って楽しい部分であると共に難しい部分でもあります(個人的に)
私の髪の塗り方は、肌でやったようなぼかし法を多用します。なので、最初に髪に使う色をすべて作っておくと良いと思います。まず、髪の上の方(生え際)と下の方(毛先)を通常よりも暗い色(濃い色)で塗ります。次にさっき塗った色よりも薄い色を生え際・毛先→真ん中のように塗っていきます。
この時、真ん中を少し白いままに残しておくのがポイント。あとでハイライトとして大活躍です。
そうしたらあとは意のままに影を重ねていきましょう。明暗つけると格好良く見えます。

ここで髪の毛だけでなく他にも使えるぼかし法を図でおさらいしてみましょう。
ぼかしぼかしぼかし
赤マルで囲った部分をぼかして・・・・
・・・・・・・・・・・・・こうなります(適当だな!!)

4.服を塗る
マントマント
マント
今度は服を塗っていきます。今回はマントというとてもヒラヒラしていて動きのある物体です。
まずはフードの部分から塗っていくことにします。
例によって影をつけます。ウーン、フードは凸凹が激しいですよね。なのでフードではぼかしを使わず、体のマント部分に多用することにしましょう。
影をつけ終わったら、ベースの色で上塗りをします。光源意識で宜しく!
そしてマント体部を塗りましょう。まず、マントの内側の布にあたる部分を、影よりもさらに濃い色で塗ります。乾かしているうちに、マント表側の影の部分やら何やらをぼかしつつ重ね塗りしていきます。今回はいつもより多めに重ねてみました。年季の入ったような色合いにしたかったので。
ズボンやブーツも同様に塗っていきます。
マントのベルト部分はまずベルト布部分を塗ってから、金属感を出すため、黄土色でぼかしを使わずに光沢や影を意識して塗ります。ここでいう私の光沢とは、つまり色を塗らず白いままにする、ということです。ご愁傷様です。これで人物が書き上がりました。

と、そこで私は重大な事実に気付いたのです。

マントの色違ェェェ!!!

ハイ。こういう事の無いように、きちんと資料は用意しましょうね。



これで人物部分が完成しました
人物完成

5.背景を塗る
背景
  
背景建物
はい、大トリにして最大の難関・背景です。
今回は遺跡的なものということで、これまたまぁ見事に挫折しました。
ではでは塗っていきましょう。とは言っても私一番背景が苦手なんですよねー
まずは影…と言いたいところですが今回は後からつけました。なのでベースから塗っていきます。
ベースを塗ったらいろいろ描き込んでいくわけです。窓(穴?)やら入口やら建物内部やら。まぁ遺跡については下書きの時点でおかしかったのであとは省略します。


遺跡が終わったら空です。
雲にしてやろうと企んでいる部分を白く残したまま、他の部位は空の青で塗り尽くしていきます。ぼかしは使いません。
そしたら雲として残しておいた白い部分に灰色(薄)の影を乗せていきます。もう一度画面を見渡しつつ、薄いところや塗り残しがあれば塗っていきます。





おめでとう御座居ます、絵の完成です!

            →完成絵を見る

おまけ
Photoshopでできあがった画像を補正するとこんなに見栄えが出ます
加工前加工後
フィルターやらレベルやらでこんなにも色が違うんですね。なんかジェラシー。
●今回の作業現場・道具
現場
上中央:gigabeat、遺跡的な音楽を聴きながら頑張っていました。
上右:モデルドール、何故か頭に角が生えICOのようになっています
上左:ランプ、特に意味は無し
下右:完成した絵。
下左:今回使ったパレット。汚ね!!パレットの上はシャープペン・消しゴム。
    そして何故かスパイディーもいるので皆さん探してみましょう。















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